(1)保証付の融資
農業分野で銀行融資を検討するときに、マル保融資や不動産担保融資が検討されることが多いと思います。プロパー融資とは、銀行のリスクが大きいため、通常の中小企業でも融資実行は困難であると言えます。農業融資は、金利低下や借入金額増額のために、畜産担保融資も実行されていますが、イオン銀行が農業融資の参入を発表しています。農業融資は、地方創生のためにも注目されているため、銀行が融資をすることにも注目が集まっています。
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(2)農業融資のスキーム
イオン銀行、農業融資のメリットについて、2013年7月1日の日本経済新聞夕刊3面が報じているので見てみましょう。イオングループで金融事業を手がけるイオン銀行は農業従事者向けの融資事業に参入する。融資の際には、日本政策金融公庫が融資額の80%に信用保証を付ける。イオングループは農場経営や地域の特産品を全国で販売するなど農業分野の拡充を進めている。金融支援を通じて農業ビジネスの強化を狙う。イオン銀行の農業融資スキームを見ると、融資額の80%に信用保証を付けており、一見するとマル保の責任共有制度と同様であるように見えます。
マル保融資のデメリットについて触れましたが、80%保証の融資に対して、イオン銀行がどのように対応しているのかが重要ですので見てみましょう。
(3)イオングループの取引実績を活用
新しい融資商品は「イオン銀行アグリローン」。1件あたり6000万円を上限に運転資金や設備資金を貸し付ける。融資対象はイオンに農産品を納入している農業従事者をはじめ、今まで取引関係がなかった業者にも営業先を広げ、資金需要に応える。イオン銀行が行う農業融資の最大のメリットは、イオングループの取引実績と資金流の取り込みを行う点ですね。
- イオングループと取引のある農業従事者
- イオン銀行の融資対象の農業従事者
- イオン銀行を取引口座を指定
- 融資回収を売掛債権から行いやすい
(4)イオングループでの実績考慮でリスク低減
個人、法人の区別に関わらず融資は可能だが、一定の売上高などの実績が必要になる。イオン銀行は新分野への参入に伴い、農業融資の選任担当者を数名配置する。初年度に60件、計2億円の融資を目指す。イオン銀行は、農業融資をイオングループとの取引実績を考慮するようですが、イオンからの売上金入金を、融資先のイオン銀行口座に指定することで、与信リスクを低減させることができます。
- イオン銀行
- 日本政策金融公庫
(5)異業種の銀行8行の中で農業融資は初
日本公庫による保証が付く事で、農業分野の経営が少ないイオン銀行にとっては融資拡大の後ろ盾となる。2000年以降に異業種から参入した銀行8行の中で、農業融資を手掛けるのは同行が初めてとみられる。異業種の銀行を見ると、イオングループが日本最大規模の小売業として、取引先情報を与信管理として生かせるのは画期的であると言えそうです。
- ジャパンネット銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- じぶん銀行
- 大和ネクスト銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
良い一日、
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