(1)金利の種類
- 変動金利 市場金利に連動
- 固定金利 契約時点は変動金利よりも金利が高いが、金利が変動しない
銀行融資を考えるときに、融資の資金使途を考えることは重要になりますが、金利を比較して契約を行う必要性があります。融資の金利は、会社や地域だけでなく経済状況によって変わるため、有利な条件で借りることのできる人が増えていますね。
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(2)短期プライムレート貸出と市場金利連動貸出
- 短期プライムレート 銀行預金などを調達原資による貸出
- 市場金利連動貸出 東京の銀行間取引金利(TIBOR)を基に算出
短プラが変わる影響を見れば、中小企業や住宅ローンだけでなく、大企業がお金を借りる金利にも影響しますね。市場金利連動同貸出の場合、TIBORをベースにするよりも大幅に低い貸出金利で銀行融資を受けることが可能になります。
スプレッド融資の特徴をまとめましたが、TIBORを基準金利にして、スプレッドを上乗せしたのが融資金利になります。短プラと市場金利連動貸出の違いを理解すれば、取引先を与信管理するときに、銀行の裏側を理解することができます。
(3)TIBORの金利推移
全国銀行協会が融資金利の指標の一つである、全国銀行協会TIBORの金利を公表していますので、直近の金利について見てみましょう。- 2013年5月1日から5月31日の全銀協 日本円TIBOR
- 日本円TIBOR 1週間 0.11417
- 日本円TIBOR 1ヶ月 0.15000
- 日本円TIBOR 2ヶ月 0.18750
- 日本円TIBOR 3ヶ月 0.23000
- 日本円TIBOR 4ヶ月 0.26000
- 日本円TIBOR 5ヶ月 0.29833
- 日本円TIBOR 6ヶ月 0.32833
- 日本円TIBOR 7ヶ月 0.33000
- 日本円TIBOR 8ヶ月 0.33833
- 日本円TIBOR 9ヶ月 0.33917
- 日本円TIBOR 10ヶ月 0.33917
- 日本円TIBOR 11ヶ月 0.33917
- 日本円TIBOR 12ヶ月 0.33917
融資審査のポイントで正直に話すことに触れました。粉飾決算は、決算書をよくすることにより、低い融資金利で融資を受けている会社があります。銀行の審査は、企業の決算書が大きく影響しているうえに、融資金利を決めるための要因になるからですね。
融資のポイントは、金利が低いことだけでなく、返済までの期間が重要に成ります。粉飾決算の発覚は、融資の一括返済を求められることになるため、正当な決算書や試算表を提出することが重要になります。
(4)融資金利の低い企業と地域
日本円TIBOR1ヶ月で運転資金を借入を行う企業は、融資金利がかなり低いと言えますが、財務体質が良好な企業であると言えます。カードローンは、融資の種類の中でも、資金使途に制約がないうえに借り手の格付けは、比較的緩いと言えます。融資金利は資金需要によって、地域の変わると言われており、地方よりも東京のほうが金利が、一般的には高いです。融資金利の低い地域がある理由について見てみましょう。 スポンサードリンク
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