(1)スプレッド融資とは
- TIBORは銀行間の取引金利
- TIBORの読み方はタイボーが一般的
- スプレッド融資はTIBORが基準金利の融資
- スプレッド融資は信用力の高い企業が対象になる
スプレッド融資の金利は、TIBORと上乗せ金利で決まるため、1%未満の金利に2014年2月現在はなることが多いです。銀行は、中小企業や個人がお金を借りにくいという口コミもありますが、スプレッド融資を利用している中小企業も多いですね。
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(2)スプレッド融資と短プラ融資の比較
スプレッド融資と短プラ融資の基準金利
- スプレッド融資はTIBORが基準金利
- 短プラ融資は短期プライムレートが基準金利
- スプレッド融資の方が金利は低くなることが多い
スプレッド融資と短プラ融資の融資期間
- スプレッド融資は1年以内が多い
- 短プラ融資は1年以上のときもある
短プラが変わる影響をまとめましたが、スプレッド融資は短プラよりも、基準金利が頻繁に変更されます。TIBORは、TIBOR1週間やTIOBR1ヶ月などのように、銀行間市場の調達期間がいくつかありますが、短期のTIBORの方が低くなるため借りる金利が低くなりますね。
スプレッド融資と短プラ融資は、融資の期間も異なっており、スプレッド融資は1年以内が多くなります。スプレッド融資は、大企業や中小企業の優良取引先が利用しており、業績の悪い企業は利用を断られることに特徴があります。
(3)スプレッド融資の条件
- 運転資金の融資が多い
- 企業業績や財務が良好
- 銀行が融資を拡大したい取引先
スプレッド融資は、銀行間市場から資金調達を行いますが、短期間の資金融通を目的にしています。銀行の調達する資金は、1年以内の短いものになることが、スプレッド融資は1年未満になる理由ですね。
スプレッド融資は、優良企業で黒字の会社が多くなるだけでなく、銀行が融資を拡大して取引を増やしたい会社が対象になります。不良債権先は、金融庁が倒産リスクに見合う高い金利を求めているため、スプレッド融資の対象外になっていますね。
(4)スプレッド融資の金利計算方法
- TIBOR1ヶ月 0.15%
- スプレッドの金利 0.50%
- スプレッド融資の金利 0.65%
TIBOR1ヶ月が基準金利であれば、融資期間1年間の間に、金利が変わるため注意が必要になります。スプレッド融資は、銀行から激安で借りることのできる借入のため、優良企業が活用している理由が分かりやすいですね。
銀行融資は、短プラを基準金利にしている会社も多いと思いますが、企業規模が拡大すればスプレッド融資を提案されることがあります。スプレッド融資は、短プラ融資と違うため不安に感じる人もいると思いますが、銀行から有利にお金を借りられるため優良企業として評価された証拠にもなります。
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